のれんで表現できること

太陽光から商品を守る目的をもつのれん

Noren-Orderのれんは、軒先に吊るして、日よけや目隠しとしての役割がある布の帳です。
元来は冬の寒さを防ぐためにすの隙間を覆った布で、近世で復旧すると
屋号を染め抜いて商家の目印となったのです。

近年ではインテリアなどとしても利用されており、店舗でもよく使われています。

具体的なのれんの効果としては、太陽光から商品を守るということが挙げられます。
太陽光に当て続けると商品の劣化が早くなってしまうため、それを防ぐ役割があります。

太陽光

また、紫外線などを防止することで人も守れます。

また、直射日光を防ぐことによって、夏の暑い日差しを遮る遮熱作用を期待することができます。
ドアを開けた時に、エアコンの冷気を逃しにくくなるというのも嬉しいポイントです。

逆に、冬は冷気の侵入を大幅に抑えることによって、室内の暖かさを外に逃さない効果が期待できます。
また、店舗で利用することによってのれんには色々な効果があります。

第一に、のれんをかけることで、営業中と準備中が一目で分かります。
営業中には店頭にかけて、閉店や準備中には下げることで、誤って準備中の時間に
扉を開けてしまう気まずさを回避することができます。

他にも、店の屋外広告的な意味合いも持ちます。
柔らかな雰囲気が店を隠しながらも、同時に店に歓迎しているようなアイテムであるからです。

境界線をきっちと分かりやすく明確にしながらも、緩衝材としても役立ちます。
布であるため柔らかさを演出することができ、太陽光から商品を守るという実用さとともに、
店に柔らかく歓迎するという雰囲気作りをするのにも大きく影響してきます。

ただし、店で使うという場合にはしっかり目的を明確にする必要があります。
店の位置を知ってもらいたい、歩行者にアピールしたいなどの目的を明確にすると同時に
コンセプトも決めていきます。

目的を明確に

コンセプトをはっきりさせることによって店の雰囲気も大きく変わってくるということを考えて、
のれんは作ることが大切となります。

暖簾(のれん)の由来|いつから使用されていた?その意味って?

今では店先でよく見かける暖簾ですが、現在における使用用途に落ち着くまで長い時間がかかっています。
そもそも暖簾は縄文時代から使用されており、当時は寒さよけとして使われていた道具です。

この頃はいわゆる帳としての意味合いが使ったものの、鎌倉時代に渡来してきた文化の1つである禅宗が普及した事で
暖簾と帳はそれぞれに分かれる事になります。

帳が一般人が用いるものなら暖簾は禅宗の寺でしか用いられないものでしたが、いつの間にか暖をとるための簾以外の
目的で使用されていったのです。

最初は寝室や納戸など室内の出入り口にかけられる内暖簾と店先といった軒先にかけられる外暖簾だったものの、
室町時代に入ってからは商家が自分の家の家紋を入れるようになります。

そして江戸時代の寛永年間に商標や屋号、商品名を入れた看板の役割を持つ暖簾が登場していったわけです。

すなわち縄文時代から存在していた代物は元々は寒さ対策で、鎌倉時代に渡来してきた暖簾と融合兼分化したものの、
そこから更に目的別に種類分けがされていった事になります。

現在のような意味合いは江戸時代であり、ここから商家のシンボルになっていったわけです。
ちなみに暖簾は最初は「のんれん」と呼ばれていたとされています。